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「自然」に気付かされたこと

2012年01月22日
昨日は、宮城県南三陸町で被災され家屋など一切のものを無くされ、
現在は仮設住宅にお住まいの方の震災体験を
お聞きすることができました。

団塊の世代で笑顔の素敵な男性です。

震災当日のお話からして下さいました。

高台に避難し、津波が押し寄せる様を見ていた時のこと、
自宅が流されていく様子、
避難した高台にまで津波が来て車が流されていく様子、
恐怖と言うより夢なのか現実なのか分からない感じだったそうです。

その晩は雪の降る中、高台で枝を燃やし皆で暖をとったこと、
夜が明けて町を見た時のショック、
救援をお願いしに歩いたことなど、
寒い中のご苦労を語ってくれました。

歩きたどり着いた避難所では、布団や毛布があり、
暖かく天国のようだったと。

炊きたてのご飯で握ってくれた1個のおにぎりを食べ、
こんなに美味しいものはないと思ったそうです。

「震災では、私たちが求め続けてきた文明の利器は何も役に立たなかった。
 そこで温かく迎えてくれた人々に接し、
 美味しいおにぎりを食べることができ、
 歩いて避難所まで訪ねてきてくれた人がいて、
 幸せだと感じることができた。」

「全て津波に流されたけれど、人との『絆』は流されなかった。」

こんなことをおっしゃっていました。

この震災では原発の問題が深刻になっています。
東京電力や政府の責任であることはもちろんですが、
その根底には、私達一人一人の豊かになりたい欲望や欲求が
あるからではないかとおっしゃっていました。
そして、地球はもうこれ以上無理だよって教えてくれたのではないかと。

この地球からのメセージを私たち一人一人が気付き考え、
良い世の中にしてくことで、
犠牲となってお亡くなりになった方々は、
はじめて「千の風になって」の歌のような世界にいられるのではないかと。


とても心に響くお話を聞くことができました。
この方は、語り部として現在ご活躍中です。

足揉みとこの方のお話しが聞けるイベントがあるそうです。
子供たちにも聞かせたいお話です。
ぜひご家族でお出かけください。
 
4月22日(日) 赤羽会館 13:00~16:00
参加費:2000円

参加ご希望の方は、事務局をご紹介します。
メールフォームよりお問い合わせください。

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